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春は確実に







お久しぶりになります。震災から一ヶ月、相変わらず強い地震が多々あり原発もレベルが上がり、まだまだ先も見えない状態が続いています。現地での復興を心から祈りつつ、少しでも前を向いていこうと思います。











我が家の牧場も春が確実に近づいています。











標高が高い地域なので、街は満開なのですが、我が家の桜はまだ蕾。











梅は満開です。
風情があって私は桜よりも梅が好きだったりします。











木の根元を見ると、枯れ葉と新芽と土が夕日に照らされて同調しています。











牛ちゃんも気持ちよさそうに反芻しています。
反芻した時のズレた顔が愛らしいです。





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最近、旦那様がプラントハンターの西畠清順にハマっています。震災が起こり、気持ちがグラグラとしている時、TVの情熱大陸の特集がこの人だったらしいのですが、同じ歳という事もあり、感じるものが多かったらしいです。





特に西畠清順さんのこのブログは色んな事を想いました。





seijun NISHIHATA blog- 今回の東日本大震災についてと 自分の使命







同世代の言葉、何かしたいという気持ち、命を扱ってる人は牛飼いだけじゃないというあたり前の事、グラグラしている気持ちを鼓舞してくれました。お花屋さんが被災地の人にお花を届けてあげたいと思うように、私も牛さんの魅力やパワーを知ってるので被災地の人にお肉を食べて元気になってもらいたい!生産者が簡単にそう思えないほど牛肉の流通の世界は難しんですが、そんな純粋な牛飼いとしての気持ちだけは強く持っていこうと思います。





そして、先日のTVで被災地の港で片付けをしながら地元のおじさんが言った言葉がいつまでも耳に残っています。





「昔から、『眼は臆病、手は鬼』っていうんだよ」





眼で眺めてる時はこわい、もうだめだと思うけど、手は不可能を可能にする、鬼のように強いという事なんだよ、眺めて不可能に思えることも作業を始めてしまえば可能になる。そういいながら作業してるおじさんをみて、復興できる!きっとできる!と思いました。





そして私たちは精一杯生きる。すこし日記の時間が空いてしまいましたが、復興を祈りながら、改めて牧場を通してなにかを伝えていければと思います。





23:29 | comments(6) | trackbacks(0)

no title







今回の震災に対して、私の住む地域ではほとんど被害がありませんでした。





申し訳ないことに被災地の方からも「大丈夫だったか?」という心配の連絡がありましたので、心配事を増やさないようにココに書かせていただきます。





報道を見る度に被災地が心配になり、その度に何か役立つことはないかと、もどかしい日々を過ごしています。同じ職業の方からもそれぞれの情報が入ってきます。一般の人には不謹慎に思われるかもしれませんが、同じ畜産農家の目線からみると、家畜だって当然家族の一員なので、大家族の分だけ畜産農家の心労も大きいと思います。被災地の方々の事を想うと、なんと言ったらいいか分からないです・・・。いろいろな情報が飛び交うなかで、これまでの過去の教訓より「今何ができるか」という事が冷静に書いてある記事がありました。





少しやるべき事が見えて、もどかしさが軽くなった気がしたので、ココに転載してみます。





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【○○しないで、できること】

1)被災地の市町村や社会福祉協議会などに問合せの電話をしない
→多くの人が「ボランティアに行きたい」「必要なものは何かある?」と問合せをしているようです。残念なことに、それによって災害ボランティアセンター立ち上げの準備にとりかかれなかったり、被災者の人たちの求めていること(ニーズ)を聞きに出かけられないという状況が起こっています。

2)必要以上にモノを買わない
→スーパーやコンビニの棚ががらんとしている光景をご覧になっていませんか?それを見るとますます「やっぱり買っておかなくちゃ」と不安になって、必要以上に買い込んでしまう…。そんな悪循環が起き始めています。少なくとも東京は物資が十分に届く状況があります。

【こんなときだからこそ・・・】

1)よく食べ、よく寝て、よく笑う
→テレビから流れる映像を見続けて、元気をなくしていませんか?今回の震災は大変つらく直面するのが厳しい事態です。でも、こんなときだからこそきちんと食べて、寝て、誰かと話して、お互いに笑い合えることが自分の健康を守ってくれるのだと思います。

2)人にやさしく
→自分が元気でいられると、人にやさしくする余裕も生まれる気がします。被災地ではつらい状況にも関わらずそういった譲り合い、助け合いが行われているとか。被災地でない私たちもそうありたいですね!

3)声をかけ合う
→節電や安全対策のため、多くの公共施設が閉館するなどの措置が取られています。いつもは誰かと話せるそんな場所に行けなくなってしまった高齢者や、子育て中の方など、もしかして外に出る、人と話す場面が極端に減っているかもしれません。知らない人同士でも、ちょっとした声のかけ合いをしてみませんか?






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こんな時だからこそ、報告したいと思います。





実は今、私のお腹の中には赤ちゃんがいます。
予定日はもちろん、8月29日(焼き肉)です。





先のことは分かりませんが、でも、それが当たり前な事という事も思い出した気がします。今は被災地の復興と自衛隊のご活躍を心から祈る事しかできない小さな小さな私ですが、下の写真を見て、勇気をもらったので、不謹慎ながら報告させていただきました。





11:29 | comments(8) | trackbacks(0)

松本大策先生の本







私はこの本で牛飼い人生が変わりました。





大学で人工授精・受精卵移植を勉強しながら、色んな情報を得たり、海外に行ったり新しい牛飼い、これからの牛飼いを夢見て、将来はファーマーズダイナーをしたい!大学卒業後は3年間、群馬県の畜産試験場で実践としての授精・移植技術を学びながら恩師に「お前は恵美だから、肉を足してエミートっていう名前で行け」と夢だった自分のブランドの名前をいただいて、大きな理想を描いて実家に新規就農しました。





私が入った事で、仔牛を買っておいしく太らせる肥育農家から、母牛を導入し、仔牛を産ませ、最初から最後まで同じ我が家の敷地で育てる現在の一貫経営という形に大きくシフトチェンジしました。





もちろん待っていたのは、理想通りの牛飼いではなく、大きく厳しい現実でした。





日々の作業に追われ、経営の難しさに置いて行かれ、周りから聞こえてくるのは血統といかに多頭化して規模を拡大していくか、頭の中は牛の個体番号と重量とサシの等級と価格とコスト・・・命ある生き物を扱っているのに気づけば頭の中は数字ばかりでした。そんな状態では牛さんをちゃんと見ることが出来ず、病気を繰り返すばかりでした。





治療の為に牛舎に行くような感じで、足も重くなり、そんな状態では治るハズもなく・・・悪循環の毎日で、何か解決策を探そうと本を読んでも難しくて理解出来ず、そんな本で見えてくるのは、環境などの視点からの牛飼いをしていくことの後ろめたさだとか・・・





そんな時、この松本大策先生の本に出会いました。
どんな本かな?とパラパラと本をめくった時、衝撃的な言葉が目に飛び込んできました。











『みんなしあわせな牛飼いをしようよ!』





この言葉で就農する前の気持ちをハッキリ思い出しました。厳しい現実で「牛飼い」と「しあわせ」がいつの間にか遠い場所にあった気がします。牛さんを1頭1頭大事に育てて幸せになる。そんな当たり前の事を思い出しました。





そんな時、ちょうど講演で群馬に先生が来るという事で、本を持って行きました。できればサインなんかもお願いしに・・・











『牛さんと一緒に』





どうしても、この先生にウチの子を観てもらいたい!そんな思いで鳥取までコンサルのお願いをしに行きました。





先生のご好意もあり、遠い群馬のコンサルを引き受けてくれました。もちろん病気も減り、方向性が見えて、全体が明るくなったのは言うまでもありません。そして先生のホームページなどで全国の牛飼いの友達もたくさん出来ました。技術だけでなく、牛飼いの心のあり方、人生のこと、本当にいろんな事を教えて頂き、もし、先生に出会ってなければ今の我が家はなかったと思います。











そして、最近その先生の本に新刊がでました
とっても読みやすく、これからの事、畜産のあり方、今回もいろいろ勉強になりました。今回もボロボロになるまで読み返し、読み返す度に発見があると思います。





そして、そして、信じられない事が起こってしまいました!!





↑の表紙写真をちょっと見てください・・・

















なんと、ウチでした!!!(旦那様にマネしてもらいました)





本を手にしたとき、あまりにビックリしすぎて「うわっ」と投げてしまいました(笑)未だにちょっと信じられません。それだけでなく、背表紙や挿絵にもいくつか我が家の牧場が登場してました!





      背表紙
      P 42
       P 72
        P 124






私の牛飼い人生を変えた本に登場してしてしまった事への感激とこれから先生の本に恥じないようにしないといけないと身の引き締まる思いです。





先生が我が家に来て下さって、最初に観て頂いた牛さんがこれから出荷していきます。牛さんも先生が来る前に比べると幸せに過ごせたはずだと思います。先生が来てくれた時に名前を頂いた『大策ちゃん』も先日、立派な子を産みました。





先生の力をいつもお借りしっぱなしですが、幸せな牛飼いになって、少しでも先生にこれから返していければと思っています。











11:29 | comments(6) | trackbacks(0)







この三連休は全国的に大荒れのようで、私の住む群馬も雪が今も降っています。





雪の被害が無いことを祈りながら、我が家もハウスなどの雪対策に追われました。除雪したり、予定していた作業が思うように進まなくなったりと雪は大変だけど、





真っ白に明るくなった牧場や、ぎゅっと雪を踏む足の感触、なにか凜と音が無くなるような時間、雪で際立つ牛ちゃんの黒毛、





ちょっと立ち止まって、牧場にあるそんな四季の情景にも意識を置いてみるのも大事なのかな?と思ったりもしました。











そろそろやんで欲しいケド・・・|д`)





23:29 | comments(2) | trackbacks(0)

きのこ

           フィレ

 

 







H20.8.6生まれの男の子。
血統:(安平)×(北国7の8)×(茂重波)   





きのこは、お父さんの遺伝力を引継ぎ、毛が密で、やわらかく、ぬいぐるみのような可愛らしい品のある子でした。また、おじいさんの遺伝で、おしりも大きかったです。  





とっても控えめで、人が行くと最初は逃げるんですがブラシで一回こすれば、ピタッと止まって終わっても動かない。恥ずかしがり屋さん。





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今回、「きのこ」のフィレの部位を買い戻す事が出来、周囲の協力などもあり、東京2件、地元5件へと営業に行くことが出来ました。





機会を与えて下さった方、時間を割いて対応してくれた店の方、本当に感謝の気持ちで一杯です。そして当たり前のように書いてますが、自分の育てたお肉を買い戻す事も難しいのが食肉の現状なので、今回対応して下さったお肉屋さんにも感謝の気持ちで一杯です。






さまざまなお店を回らせてもらい、実際に行かなきゃわからなかった事をたくさん勉強させてもらった気がします。それぞれのお店のプレフェッショナルから頂くお肉の評価、値段や量を全て含んだ総合評価。そして、これからの貴重なアドバイスなど。本当に次に繋がるようなアドバイスと評価をもらい、ありがとうございました。





何より今回、一緒にがんばってくれた「きのこ」
自分で食べてみて、おいしい!と自信がもてた「きのこ」のおかげで不慣れな営業という事への勇気をもらえた気がします。勉強する事はまだありますが、良い評価をもらい、「思った通りのやさしい味だった」と言っていただいた時は、本当に本当にうれしかったです。





まだまだ課題は山積みですが、一頭でも送り出せるように努力していきます。





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今回、地元のお店を紹介してくれた、牛飼いの先輩の根岸君。






以前ウチのお肉を食べてくれて、味を気に入ってくれて、今回いろんなお店を紹介してくれるとともに、最後まで同行してくれました。感謝、感謝です。






お店の方も本当に良い人ばかりで、





「もう、見たら、絶対おいしいに決まってるんだから、私の店の炭火であなた達のお肉を食べてみなさい!!大丈夫、私もちゃんと味見はするから!!絶対おいしいから!」





と言いながら少し調理を加えて「きのこ」を出してくれる女将さんもいました。(本当にビックリするほどおいしかったぁ〜)












「こんな高価なものは申し訳ないから、自慢のキングサーモン食べてってよ!」と本当においしい鮭を頂く場面もあり、営業としては失格なのかもしれませんが(笑)





自分の育てたお肉の味を知れて、そこから自信と勇気をもらって、きのこと仲間と一緒にお店をまわる





という当たり前のようで当たり前じゃない事が本当に幸せだな〜と感じていました。





23:29 | comments(6) | trackbacks(0)
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