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えこひいき

 

 

 

えこひいきは駄目!

もちろんみんな私の子で、みんなかわいいんだから、えこひいきは駄目!
・・・で、でも
この子の横顔がちょ〜〜〜カワイイ!
毛が密でクリクリしてて、なんか、アルパカみたい!!
えこひいきは駄目!(自分に言い聞かせています)
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え〜照れくさいといいますか、ツナギのイメージしか無いと思いますので顔から火が出るほど恥ずかしいので、スルーしようかと思っていたんですが、友人達からの強烈な催促もあり(笑)記念ということで・・・|▽`)
 


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2011年4月17日、わたくしごとですが、身内だけで小さな結婚式をしました。
震災という事もあり、実際に行えるかと心配もありましたが、無事に行う事ができました。こんなときに、だからこそ、両家の家族が無事に集まる事ができ、安心といいますか、幸せだなぁ〜と感じました。




 
さっそく牛さん達がお出迎えです(笑)



 
記念に氷の彫刻を作って下さると言うことで、ペットの山羊をリクエスト




 
ウエディングケーキはもちろん牧場をイメージして




 
新婦に牛さんを食べさせようとする新郎・・・




 
私たちらしく、牛さんに囲まれた式は満開の桜の下で両家らしく、笑顔の絶えない和やかなものになりました。
改めて、2人仲良く力を合わせて、幸せな牛飼いになろうと思った日でした。












 
















 
23:29 | comments(20) | trackbacks(0)

春から

しだれ桜もキレイに咲いて
牧場がいちだんと明るくなって
大好物のタラの芽も出て
つくしの子も恥ずかしげに
夕日は桜の色を消して
八重桜も色濃く
木の根元を見ると、散った桜でカラフルで
牛ちゃんも桜が似合う
ん?
バガスの袋の中で産んじゃった
猫もコントラストの強い風景の中に
雨上がりに綺麗な虹
牧場も、もうすぐ春が終わって、そして夏が来るんだな〜っと。
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no title

最近よく牧場に一般の方が見学にきてもらう事があって、決まってよく聞かれるのが「こんなに可愛がってて出荷の時とか辛くない?」という質問です。
「辛いですよ〜」と一言で応えるのですが、実際の気持ちを伝えるのは難しいです。
牛さんはペットではありません。実際の子供でもありません。産業動物なんて言われる事もあります。
私が人工授精や受精卵移植をして、産まれてから出荷するまで餌の栄養設計をし、物言わぬ牛さんの健康管理の為に顔や便などを毎日チェックして、慣れてもらうために話しかけて一緒に育っていくのです。そして出荷する。「辛いですよ〜」と一言では言えない気持ちが正直あります。
誰かの役に立つ事が出来る牛さんの能力を最大限に引き出す。自己満足の一方的な愛情ではなく、牛さんの気持ちの分かる技術のいる愛情です。これが私の牛飼いであり、毎回辛い出荷の時の心の支えになってる事でもあります。実際、日記を書く際に出荷した子の写真を見るのも辛いのですが、牛さんを育てた私たちしか伝えられないことを伝える事で、お肉になっても命として丁寧に扱われ、能力を十分に発揮できるからだと思っているからです。
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実は今日、とても辛いことがありました。
8ヶ月齢の仔牛がいて、10日前から後ろ足に何か違和感があったのですが、別の件で牧場に来ていただいた獣医さんに観てもらったところ、
「あ、股関節の脱臼だね、すぐに言ってくれれば治せたけど、もう10日か・・・残念だけど治らない。この足ではこれからの体重は支えられないだろうね・・・見極めて早めに出す事を視野にいれておいて」
肥育の牛さんは体重が600kg〜1tにもなるので、足にかかる負担は大きいので、
命に関わる事ではないのですが、足のケガは本当に致命的なのです。
致命的・・・そう致命的。
ただ生きていればいいという事ではなく、能力を最大限に発揮してもらって誰かを幸せにする牛さんを育てるのが牛飼いだとしたら、それは致命的なのです。目の前で元気に生きていても、その能力を奪ってしまったなら・・・
それは出荷の時よりも、全然辛いです。
病気の牛さんが、最後に腕の中で息を引き取るくらい辛い。悔しい。もっと早く獣医さんに早く観せていれば・・・ごめんね。
今日は落ち込んで、でも、ちゃんと向き合って、明日も明るく笑顔で諦めないで最後まで持ってる牛さんの力を手助けします。
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尿道遺残ちゃん

実は今回の日記は松本大策先生の本の後に書こうと思っていた記事です。
震災があり、書くタイミングを失ってこのまま流れてしまいそうだったのですが、やっぱり書いておくべきと思い、ようやく書けました。
写真の牛さんは「尿道遺残ちゃん♀」です。
実は違う名前があったのですが、途中で名前が変わってしまった牛さんです。
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生後2ヶ月齢あたりから、なんとなく尻尾に違和感がありました。この子はいつも少しだけ尾を上にあげていたんです。ちょっと気になって、他の用事でも牧場に来て下さった牛の分かる人、数人に聞いたところ「ん〜?」と尾を見て、「・・・クセでしょ」という事でした。
松本大策先生が始めて我が家に来て下さった時、何気なく「あの牛ちゃん、ずっと尾を少し上げてるんですけど、そういうクセってあるんですか?」と聞いたところ、スグに牛に近づき、尾ではなく腹を見て、「うん、尿膜管遺残ですね、放っておくと2ヶ月後には・・・」
私はビックリしました。
クセと思って安心していた自分の無知と、先生の凄さに・・・
胎児の時にへその緒の中を通って膀胱からの排泄物を母体へ送る為の管である尿膜管が普通は産まれてくると必要がなくなり塞がるものが、この子には残っているという事で、難しい手術&ケアも必要な為、今では我が家の牛達を数々救って頂いている名獣医の清水大樹先生をこの時、紹介して頂き、命を救って頂きました。
先生方の凄さを家族が目の当たりにして、強い信頼というものが産まれた気がしました。これを期に「尿道遺残ちゃん」に改名して、一見変な名前ですが、我が家にとってはこの子だとスグに顔が出る印象深い特別な子になりました。
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このまま何事もなく、出荷までいっしょに成長出来る気がしていたある日ひどい血便になってしまいました。スグに地元の獣医さんに観てもらった所、「脂肪壊死の可能性が高いね、今24ヶ月齢か・・・すぐに出荷準備かな・・・」という事でした。
私は急いで出荷準備の段取りをしながら、頭は真っ白でした。脂肪壊死とは、黒毛和種によくある事で疾病の名前ではなく形態を意味する用語なのですが、サシの入る遺伝子というのが黒毛和種の特徴なのですが、いろんな要因が重なって脂肪が塊になって内臓を圧迫して・・・そして確定的な治療法は無いとされているものです。
本来の出荷まであともう少し、決定的な治療法も無く、治療薬の出荷規制もある、放っておいても痩せていく、死ぬ場合もある・・・
これまでのコストと、リスクを考えると残念だけど、予定より早い出荷しかありません。でも早い出荷だと、この子は本来の評価されず・・・でも、なんとか粘っても、もし死んでしまったらこの子はもっと評価されない・・・悔しいけど・・・この子がペットだったら良かったのに!!
この子はいろんな先生方に助けられ、強い信頼を築けた子。
せめて、事後報告じゃなく事情を話すべきだと、松本大策先生にこの子の写メを撮って
出荷準備している事を伝えました。
日本中を駆け回ってる先生は忙しい間を縫って、スグに連絡をくれました。
「ちょっと待って下さい!この子の眼はまだ死んでない!!」
「えっ?」
「治療してみませんか?」
「・・・でも、治療で出荷規制が伸びて、もし、駄目なら、正直、経営的に・・・」
「この子は今死ぬような眼はしてません・・・もし駄目な時は・・・私が全て責任を取りますから治療しましょう」
実際に診察した訳ではなく、そんなに画像の良くない写メの眼を観て、全て責任を取ると、そこまで言ってくださる先生に驚きました。もちろん理想を一方的に言うのではなく、先生のこれまでの経験と、我が家の事を知った上での冷静な判断です。
それから治療は成功し、脂肪壊死も誤診となり、無事に予定の月齢で出荷できました。
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H20.10.21生まれの女の子。
血統:(勝忠平)×(安福165-9)×(正福)   
尿道遺残ちゃんは、2つの大きな病気を2人の偉大な獣医さんによって乗り越えました。そんなこんなで、人間に慣れて、大きい耳でなつっこくて、愛着のある子でした。
ちゃんとお父さんの遺伝を引継ぎ、大きく迫力のある子でした。
枝重量455kg  BMS-7
大きな出来事があっても頑張ってくれた尿道遺残ちゃんに、ありがとう!ちゃんと結果を出してくれて、応えてくれました。うれしい。こういう小さな日記でも、この子の話を書ける場所があった事を幸せに思うと共にまだまだ力不足で、Emeatとして、食べて頂く人にこの子の事を伝えれなかった事、そんな悔しさを糧に改めて頑張ろうと思いました。
この子がきっと誰かに幸せを与えてくれた事を信じてます。
23:29 | comments(2) | trackbacks(0)