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Emeat 黒毛和牛ジャーキー / 鯉 の ぼ り






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今回の子は

 




             『 鯉 の ぼ り 』ちゃんです。


              H24.4.20 生まれの男の子。
      血統:(平茂勝)×(美津照)×(紋次郎)




今月は大活躍中の『鯉のぼり』ちゃん! 名前の由来は鯉のぼりが我が家に上がったから。と、文章で書くとそんなに特別な感じが出ませんが、我が家にとっては鯉のぼりはそれはそれは特別なものだったのです!


だって石坂牧場は3姉妹だったので(笑)今となっては3姉妹で良かったのですが、農家、牧場、跡取り的にはなにか、う〜む。だったはずの3姉妹!今は私が牧場を継いで、そして念願の息子が誕生して、そして初めてこの子が産まれた時に上がった念願の鯉のぼり!!広い牧場で群馬名物の風に乗って泳ぐ姿を何度も想像しましたよ私は! そんな想いや期待を名前に背負った『鯉のぼり』は名前負けせずに健康で大きく育ってくれました!

 

 

そして、エミートの黒毛和牛ジャーキーの第二弾として抜擢!
その特徴のある名前が、ジャーキーを面白いものに導いてくれました!!









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前回のテーマは『群馬』でしたので、今回は何県にしようかな〜とか考えてたのですが、やっぱりそんな安易な考えじゃ面白くない!もっと攻めていこう!!



という事で、



今回の醤油とお酒はこちら!






せっかく牛さんが『鯉のぼり』なんだから、テーマは『鯉のぼり』でしょ!



とは言っても【鯉のぼり】に関連するお酒やお醤油なんて聞いた事がないし、【 鯉のぼり 酒 】で検索してみても何も見つからず、【 子供の日 酒 】や【 端午の節句 酒 】と検索キーワードを変えても駄目で、悶々とした時間が過ぎ最終的には【 恋 上る 酒 】というロマンチックな所まで行ってしまい目的を完全に見失いました(笑)ここは初心に返って【 鯉 酒 】と検索してみると、願っていたお酒に出会いました!








        瀧 鯉 -takinokoi-     



【瀧鯉】とは  中国に「登竜門」という伝説があり、龍門の瀧を登りきった鯉が龍になり天に昇ったという事から命名されました。



そもそも私が知らないのがおかしいほど、有名なお酒らしく、蔵本は『木村酒造』さん。宝暦8年創業の歴史ある木村酒造さんでしたが、阪神淡路大震災で灘の木造の蔵が次々と倒れる中、壊滅的被害にあいながらも近隣にお風呂の提供をしたり、高品質のお酒を醸し続け、明治時代に作られた洋館を「瀧鯉藏元倶楽部・酒匠館」として開放していましたが、2009年に惜しまれつつも廃業し、現在銘柄は櫻正宗に引き継がれました。朝ドラの「甘辛しゃん」を見ていた方には懐かしいかと思います。現在は大ブームになっている「天空の城・竹田城跡」とともに「旧木村酒造EN」という新しい場所としてリノベーションされ、瀧を登るような活躍をされています。




秋晴れのようにしゃんとした味の灘の酒!六甲の伏流水で辛口の男酒!まさに秋に登場する『鯉のぼり』のジャーキーにぴったりじゃないですか!






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さて、そうなると次はテーマが【鯉のぼり】のお醤油です。


こればっかりは全く検討がつかなかったので、前回知り合いになった「日常で醤油を選ぶ」という文化を取り戻す事で全国で伝統的な醤油と守ろうとしている偉人の『職人醤油』の代表である高橋万太郎さんに会いにいきました。







「あのぅ、【鯉のぼり】というテーマで今回はジャーキーを作りたいのですが、【鯉のぼり】にちなんだお醤油を下さい!」



万太郎さんに丸投げの質問をして困惑されたのは言うまでもありません。



もちろん、そんな事は無理難題だとネットでさんざん検索していた私は知っていましたので、実は今回はこういう醤油ではどうだろう?というテーマはありました。前回のハラカミ君のジャーキーは和牛の持つ脂の甘みが口に入れた瞬間に広がって、新感覚のこれぞ和牛!って感じのジャーキーでした。そして面白かったのは味付けの濃さや甘さにも「好みの濃さが地域ごと」にあって、お酒と醤油を使うジャーキーには見事にその地域ごとの好まれる味が存在するという事でした。そして、ジャーキーを買う人は普段からジャーキーを買う習慣がある人が大半で、普段からジャーキーを食べてる人からすれば、もうちょっとスパイスがあると本当に最高!という声がありました。



私はジャーキーは子供にも食べて欲しいものなので、スパイスは全く考えてませんが、お醤油やお酒でこんなに変わるんだ!という変化を誰よりも試したかったのです。どんなにブランドという枠で囲ったって1頭1頭違う、そこを楽しむ事をコンセプトに置いてあるエミートですから、失敗してもいいから個性の1頭を楽しみたいのです。



お醤油のテーマは【鯉のぼり】の【鯉】に無理矢理ちなんで、【濃い】です!




万太郎さん、今回はそういう訳で一番濃い醤油で行きたいと思います!と伝えると、「いちばん濃い醤油」でパッと最初に思いつくのは『溜-たまり-醤油』ですね!







醤油にはそもそも『白-しろ-』『淡口-うすくち-』『甘口-あまくち-』
        『濃口-こいくち-』『再仕込-さいしこみ-』『溜-たまり-』



という種類がありますよね。


・・・ありますよね。と、ドヤ顔で書いていますが、私たち消費者は普段あまり種類を気にする事がなくなってきていて、とても保守的で、醤油の種類は「いつもの」か「いつものとは違うの」という感覚で使用しているのが現状な気がしています。本来は製法がまったく違い、もちろん用途も違ってくるのですが。



それはまるで、「外国産の安い肉」と「ブランドの高い肉」というおおざっぱなカテゴリーに分けてしまうような牛肉の世界でも同じ事が起こっている気がします。本来の魅力を伝えて、多様性をもって楽しんでもらう。その為の努力が今、生産者や関係者には求められている気がします。



【溜醤油】というのは主に中部地方で生産されていて、私たちが一般的に使用している濃口醤油は原料に大豆と小麦で麹を作り、塩水と混ぜて諸味を作り、圧搾、火入れ、ろ過して醤油が出来上がるのですが、溜醤油は主原料は大豆のみで、まるで味噌をつくるような製法で、仕込みの水も少ないので、できあがる量はとても少ないんだけど、濃厚さとうま味の凝縮が凄いという本来高価なお醤油です。




それは素晴らしい!ぜひ!と言いかけると、万太郎さんは1つだけ心配ごとがあるらしく、経験から溜醤油をジャーキーに試作した事があり、固くなった事があるらしいのです。




う〜む、それは困った。でも、すごく惹かれる・・・ちなみに、この溜醤油を作ってる方はどんな方ですか?






   

ちょうど職人醤油の冊子の最新号の表紙を飾ってる方で、とても良い笑顔!『つれそい』というネーミングがぴったり!



 南蔵商店(愛知県武豊町) 『つれそい』



職人醤油さんの取材ページや、万太郎さんからのお話を聞くと、そもそも職人醤油で扱う人は皆さん芯を持った頑固者です(笑)との事。

 

 

 

醤油の世界も経済優先や効率重視の波がきているらしく、どんどん企業化され、本来文化であるはずの農作物の多様性はそぎ落とされて、効率性と低価格の同じ味だけが求められ作られていく流れになってる...それは、生産者も生活があるから、大きな組織に入って、決められた原料を使って、コストを下げてやってくしかありません。牛さんを育てる世界も全く同じです。



でも、中には頑固者と言われながらも、なにかの使命感や、こだわりを楽しんで大きな樽を前に小さな菌を見つめてる人もいる。醤油職人って私たち牛飼いと似ている気がする、そもそもお酒や味噌、私が知らない、消費者に伝わっていないだけで農業や、もの作りって、そんな所でみんな必死になって頑張ってるのかも!



そう考えると、なにか勇気をもらった気がしました。お醤油の製法からみると、溜醤油は醤油の中で真っ先に削ぎ落とされるであろう製法のような気がします。実際にこの地域では50軒ほどあった蔵が今では6軒ほどとか。




ぜひ!溜醤油を使いたいです!!




そういうと、「ぜひ、溜醤油でチャレンジして欲しかったので良かったです」と万太郎さんはニッコリ言って下さいました。万太郎さんは前回のハラカミのジャーキーを食べた時のジャーキーとは思えない様なやわらかさを感じたので、溜醤油でも大丈夫だし、誰もやっていない溜醤油でのジャーキーをやって欲しいとの事でした。




お酒、お醤油、やっぱり奥が深い!そして楽しい!!









 

 

という事で、『鯉のぼり』の牛さんを「鯉のぼり」のテーマで作った新作ジャーキーが完成しました。




まず、最初の一枚を空けてビックリ!
こ、これは・・・
偶然にも牛さんの形?



鯉のぼりなのかーーーーーーーーっ?



しばらく眺めた後に食べてみると、(食べるんかい!)(そりゃ頂きますよ!)まずは最初にガツンとやってくる醤油とお酒!さすが、灘の酒と溜まり醤油の最強コンビ! 痺れるほどのガツンが来ました。今回は醤油とお酒での違いが知りたくて、あえて前回と同じ部位にしてみましたが、こんなにも変わるとは!前回の甘〜い感じはなく、よりジャーキーっぽいジャーキー!うん、前回よりは固いかも? だけど、その分だけしっかりカミカミしてると感じましたよ奥からくる和牛の風味がっ!前回買って頂いた友人に教えてもらったアイデアで生春巻き風にしてみても強烈な存在感っ!



前回とは別物ですので、賛否両論はあるかと思いますが、牛さんの育て方や製法などは変わってませんので、レベルを保ちつつ、違いを楽しめるジャーキーになっております。









パッケージングもその都度に私たちの手作りですので、お得意のお店屋さんなどはロゴマークを入れたりしながら楽しんで作っています。自分で食べるだけでなく、贈答用やイベントなどに使って、入れて欲しい文字などがありましたら気軽に言ってみて下さい。自宅のプリンタと旦那の技術が可能な限り対応します。



お互いに黒毛和牛ジャーキーをいろんな意味でとことん楽しみませんか?






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毎回原料が違いますのでジャーキーなのに〈時価〉という事になりますが、牛さんも原料も毎回違うという生き物相手の当たり前な感覚を!という小さい牧場ならではの試みとして理解し、楽しんで頂ければ幸いです。



なお、前回より数量は多いのですが、なくなり次第終了ですので、ご了承下さい。

よろしくお願いします。


















 

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