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酢飯屋 × Emeat × 酢飯屋 




 

 

 

酢飯屋 × Emeat × 酢飯屋  の続きです。



今日は酢飯屋ちゃんがいよいよ出荷の日です。
お忙しい中、酢飯屋ちゃんの出荷に合わせて1年半ぶりに岡田ファミリーがはるばる牧場に来てくれました。



岡田さんの次男の千歳君と『千歳』の再会風景が、まるで結くんが初めて我が家の牛の「ゆい」にあった時の様に怖くて泣いていた時を思い出して、微笑ましい光景だったのですが、では5歳になった結くんの方はどうでしょうか?






 

 

2010年の『ゆい』×『ゆい』




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2015年





3歳の頃は近寄るだけで精一杯だった結くんは「ゆい」にワラをあげれるまでになりました!どんな気持ちなのか、どんな事を思うのか、将来が楽しみです。









そして始まった子供達のワラやり大会。
そんな中、牛さんにもヤギにも距離を取る事がない息子の熟練した牛飼いっぷり(笑)





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そしていよいよ酢飯屋ちゃんの出荷となりました。
ぜひやって欲しかった酢飯屋ちゃんの出荷前のブラッシング。


この酢飯屋ちゃんは、本当に最高の牛さんでした。もちろん出荷前の体型や形なんて歴代最高でしたが、何よりも性格が最高だったのです。もちろん私は物言わぬ相手に気持ちが分かるとは言えないのですが、この子は絶対にストレスを感じていないとハッキリ分かる牛さんでした。♀の牛さんのお尻を枕にして餌屋さんがエサをタンクに入れるゴーという音と間違うほどの大きなイビキ、でも私が見えるとどんなに気持ちよく寝てても起きて近寄ってきました。そしてブラッシングしてあげると気持ち良さそうにぴたっと石の様に全く動かなくなる可愛い子だったので、ぜひ岡田さんと一緒にブラッシングしたかったのです。




「温ったかいな〜、この体温は絶対に忘れられない」




毎月冊子を通して成長を見守った岡田さんは出荷日が決まった時から、どこかソワソワしてしまって、今日も相当な覚悟で来られたようです。まるで私みたい(笑)






 

 

どんなに大人しい牛さんでも、何があるか分からないので子供なんて絶対に牛さんを繋いでない所には入れないのですが、この子はブラッシング中には何があっても動かないと知っていたので、最新の注意を払って体験させました。









そして、トラックに乗せ、出発先へみんなで移動しました。









なにか岡田さん夫婦の背中が、嫁に送り出した後のようで、なにかを確認しながら、支え合ってトラックの出発地まで歩いているのを見て、いろいろと考えました。本来、こういうものはお涙頂戴の食育として表に出るだけのもので、私達は牛さんを
幸せに楽しく飼ったのだから、こういう出荷のような事は全て育てた私達が背負って、楽しくニコニコ食べて欲しいという想いがあります。名前の付いた牛さんのお肉という事をやってはいても、そのバランスは常に頭にしっかりと置いてやってきました。はたして岡田さんにここまで踏み込んでもらって良かったのか?







 

 

トラックが出発し、涙を拭った岡田さんが無言で握手を求めてきました。
私も涙は出ましたが、予想したほど泣き崩れるような事はなかったのでした。



「すごいっすね、これを毎回やってるなんて本当に尊敬します、でも、これ、喜怒哀楽で簡単に表せる感情じゃないっすね、悲しいなんて言葉だと収まらない、なにか背筋が伸びる様な、魂が沸き立つような、なんというか、言葉にならない」




瞬間的な理屈じゃない所から涙は出ますが、それはほんの一瞬なんです。その後には背筋が伸びるような感覚なのです。まだまだこれからの牛さんはたくさん待っているし、酢飯屋ちゃんの為にやるべき事はまだまだたくさん残っているからです。おそらくトラックに乗せて終わりの昔だったなら名前を付けた事を悲しくて後悔してたと思いますが、今は寂しさはあっても悲しいや後悔なんて全く思いません。




お涙頂戴の食育で、召し上がる前に「いただきます」を言って欲しいんじゃなくて、言葉というツールを使うと不便で伝わらないこの感覚を「料理」という言葉じゃないもので伝えて、美味しくて元気になる事を体感させ、食べ終わった後にどうしても「ごちそうさまでした、美味しくいただきました」と言いたくなる様なものをお肉や情報を通して伝えていきたい!そんな気持ちを岡田さんと共有できた事は本当に幸せでした。










さぁ、みんなで凧を上げて、勝負はまだまだここからです!





             酢飯屋×Emeat×酢飯屋  につづく















 

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