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鯉のぼりジャーキー × 3DAYS




Emeat 黒毛和牛ジャーキー / 鯉のぼり 『3DAYS』さんでの販売が決まりました。



3DAYSさんは仙台にあるアンティークを中心としたオシャレな雑貨屋さんです。
ドライブインやお土産屋さんではなく、お寿司屋さんと雑貨屋さんにジャーキーを
取り扱って下さってる状況がエミートらしくて楽しいです。



この3DAYSさんは以前の日記『 嫁いだ人のモチベーション 』で書いた旦那が学生時代
に隣県から通ってたほどの大好きなお店で、そのカラーズグループの中でも一番通っ
た雑貨屋さんです。好き過ぎてココで仕事がしたい!と思ったらしいですが、今は
牛飼いの道に進んでいます。だから牛飼いで理想を目指せばいつかカラーズ ”と"仕事
をする事が出来るというのが旦那のモチベーションになってるという話でした。


そんなお店からの連絡は旦那にとってとても幸せな事であり、逆に理想が高過ぎて
このままジャーキーを納めてヤッタ〜で終わるのなにか足りない気がするとしばらく
考え込んでいました。







エミートのジャーキーはもっと身近にと名刺変わりと思って作りましたが、
突き詰めると、名刺は配るもので、これは商品だから、どんな想いで出来たか、
なぜこのお店にあるのか、という関係性を買って欲しいという事に気づきました。
商売は本来は物々交換から始まった信頼関係で流れるもの。
それは旦那がこの3DAYSさんで商品を買う何よりの理由だと思い出しました。



牛さんという事もあり、コラボのテーマを『Rumination』〈反芻 -はんすう-〉に
しました。噛み直しして栄養に変える牛さんの特徴的な反芻です。カラーズさんも
20周年を過ぎましたが、お客さんも入れ替わりというよりも昔からの方もかなり
根強く、お店とお客だけの関係性を超えた付き合いが見られるのも素晴らしい所で、
旦那もお店から距離的にも離れても、今回のように違う形で再び付き合っていくと
いう関係性が幸せで、何度もカラーズさんを噛み直しして幸せの栄養を吸収すると
いう意味らしいです。






そして毎回、牛さんも部位もお酒も醤油も値段も違うジャーキーに新たに
毎回違う8ページのミニ冊子付きの奇妙なジャーキーが出来上がりました。
また睡眠時間が減りましたが、旦那は満足そうなイビキをかいています。











そして、このタイミングで、我が家のカラーズちゃんも第一子を無事に産みました。
名前はもちろん『スリーデイズ』ちゃん!


この子も血統が良い女の子ですので、このまま順調に行けば、お母さん牛になって
同じカラーズグループで雑貨屋さんの「スカンジナビア」や「グランジ」を産んでくれ
るはずです。




数量限定ですので、仙台のオシャレな雑貨屋さんでジャーキーを見かけた際にはぜひ☆
























 
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嫁いだ人のモチベーション

 

今年に入って、Emeat のホームページの効果もあっていろいろ方々
から『興味があります』や『卸して頂けませんか』という嬉しい
お誘いが増えました。

実際に牧場まで足を運んで下さる方や、1頭を買い取って頂いて
細部に渡るまでの試食をして下さったり、『群馬に行くのですが
エミートはどの店に行けば食べられるの?』という質問が寄せられたり
本当に嬉しい声がたくさん増えました。


まだまだ努力不足で流通までは至っておりませんが、牛歩で1歩1歩
進んでいます。


そういう嬉しい声もあって、買って頂いたお肉屋さんに頼んでブロックを
買い戻し、試食として送る機会も増えました。




今回は『ぽにょ』という子を買い戻し、試食で送らせて頂きました。


そんな時、旦那に『試食で送る量に余裕があれば何件か送りたい所がある』
と珍しい事を言われ、詳しく聞くと


『送る相手はいずれも将来的に取引まで繋がるとかそういう事じゃなくて、
 かなり個人的な話で、この “牛飼い” をやって行く上でのモチベーション
 になってるものだから、機会があればぜひ送りたいんだよ!』 



と言われ、ちょっとビックリしました。




____



農家をやっていく中でたまに耳にする跡取り問題というのがあります。

私は物心ついた時から親の背中を見て育って、そして自分で牛飼いを
選んで勉強し、自分で選んで我が家に入りました。

もちろん学生時代からの理想と厳しい現実のギャップも体験しましたし
辛い事もあるけれど、自分で選んだので平気です。



以前からずっと牧場を朝早くから遅くまで走り回る旦那のモチベー
ションって何だろう?と疑問だったので、ちょっといきなりの事で
ビックリしたのです。



私は最初から選んで牛飼いだったけど、嫁いで牛飼いを始めた人のモチ
ベーションってどういうものだろうと実家の私には解らない謎でした。



もちろん目の前の家庭を守る為の1つの手段だったり、やっていく中で
芽生える牛さんへの愛情や、仕事として好きになっていく事や、環境や
人とのつながりというのは私なりになんとか想像出来ましたが、でも
それだけでは一般的に見て「命を扱う仕事で休みもなく、世間の風当た
りも強く、これから先は確実に胃袋の数が減って小さくなっていく中で
高級なお肉を作るという先細りと言いますか、厳しく大変な牛飼い」
という仕事を踏まえると、それでも何かが足りないような気がして、
なにか牛飼いというものに嫁いだ旦那を縛ってしまってる気もした事が
ありました。


特に旦那は今までにいろいろな職業をしてきて、趣味も多くて、富士山頂
で働いたり北日本をキャンプしながら生活してきたような人なので、特に
そう感じていたのかもしれません。



私で言う『牛さんと、この場所が好きだから』というもっとワガママで
すご〜く個人的なモチベーションは嫁いだ人だから持てないのかな〜と
なにか後ろめたさのようなものを勝手に感じていたのかもしれません。



なので、個人的なモチベーションの為と言った事にビックリというか
嬉しい気持ちでした。



____






旦那が『ぽにょ』を送りたい相手の1つというのは宮城県の仙台市にある
カラーズ》というところで、旦那が実家の山形に住み、高校生の頃から
15年以上も通っているなじみのお店だそうです。

今ではアパレル関係や雑貨、インテリアや飲食店などの店やテナントを
数多く出店し、住宅や店舗のデザイン、オリジナル商品やカスタムペイント
まで幅広く、とても勢いのある大きな企業になっています。



このブログでも牛さんグッズで紹介したマリメッコの牛さんや、クリップの
牛さんなんかも、こちらの雑貨屋さんで見つけたそうです。



ただ商品を右から左に流すんじゃなくて、その流れの中に『人』がしっかり
間に入って説明や提案をしながら世間話をして、そんな人との繋がりを大切
にしてる雰囲気の良いお店だから目的を持って買った商品が結局は衝動買い
になってしまうようないい会社らしく、真剣にここで働きたいと思った事も
あったそうです。




____









『ぽにょ』を送って数日後、わざわざ手紙を書いて下さいました。


そして育てた者として最高に最高に嬉しい写真も入っていました。
「牛肉」ではなくて「牛さんのお肉、ぽにょ」として丁寧に扱われ、口まで
運ばれる光景を目にできるのは命を扱う生産者にとって本当に幸せな事です。


旦那が言っていた人との繋がりを大切にしてるというのが伝わってきました。



感動して泣きそうになっていると、旦那が送った理由を教えてくれました。



 『去年、実家に帰った時に何年かぶりにこのお店によったんだけど、その
  時に、今何してる? と聞かれて「牛飼い」と応えたらさ、いきなり
  店員さんがね、「食」を守ってる農家さんには無条件で心から感謝して
  ます、ありがとう!って深々と頭を下がられて言われたんだよ。震災後
  って事もあるけど、改めてこの会社って良いなと感じたのよ。
  牛飼いとしても嬉しかったし、昔思ってたみたいにここで働きたいって
  思ったというか、牛飼いとして必死に頑張って上を目指していけば、
  いつか絶対にこういう好きな人達と一緒に仕事が出来るって思ったの。
  かなり個人的な理由だけど、牛飼いを頑張って行く上でモチベーション
  のために送りたかったのよ』





 

手紙の他に牛さんに似た(本当はヘラジカらしいです)素敵な親子お揃いの
オリジナルTシャツも頂きました。










さっそくカラーズちゃんも誕生しています☆






楽しい事も辛い事もたっくさんある牛飼いを、最後の最後は個人的で
わがままな理由でも、こういうしっかりと芯にあるモチベーションで
乗り切って幸せな牛飼いを歩んで行こうと改めて思いました。
















23:29 | comments(6) | trackbacks(0)
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