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Emeat 黒毛和牛ジャーキー / 大 福






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今回の子は

 

 





          『 大 福 』ちゃんです。


         H24.5.30 生まれの男の子。
  血統:(百合茂)×(平茂勝)×(北国7の8)




我が家の牛さんの名前はどうしても食べ物の名前が多いのですが(笑)この『大福』ちゃんの名前の由来は、母牛が旦那のお父さんの愛称からとった『くにちゃん』という名前で、その『くにちゃん』が最初に産んだ子に溺愛する孫の名前『安ちゃん』と名付けたところから始まりました。で、次に『くにちゃん』が産んだ子はどんな名前にしようかと考えた時に、最初が『安ちゃん』だから、これから『くにちゃん』が産んだ子は私の大大大好きな〈あんこ〉シリーズにしよう!と決めたのでした。我が家の名前はこんなグダグダな感じで決まったりします(笑)



そして〈あんこ〉達は順調に増え、『大福』を筆頭に『ようかん』や『おはぎ』も順調に育っています。こうやって母牛を基準にシリーズ化すると名前だけで、血統や病歴や癖や性格も瞬時に辿れていろいろ書いてある紙なんて見なくても思い出すんです!なにより美味しそうな大好きな単語があるだけで、自然に目がいっちゃう(笑)!牛さんって気が小さく繊細なのに喋らなくて我慢強いから、とにかく見るって事がなにより凄く重要なんです。



そんな大福ちゃんは一切病気をせずに健康的に育ち、理想的な俵のような体型になりました!和牛特有の甘みで皆さんをとろけるような幸せに包んでくれると確信してます。どんな理由で付けたって名は体を表しますよ!






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さあ、今回のジャーキーのテーマはもちろん『大福』です!




という事で、



今回の醤油とお酒はこちら!







どちらも向こうが透けるほどの透明感!
前回は「鯉のぼり」裏テーマで「鯉→濃い」ということで、攻めの姿勢で一番濃いお醤油を使用した味付けでしたが、今回は大福がテーマですので、裏テーマとしたら「大福→甘い」という事にしました。








         お福 -ohuku-     



『福』という縛りでお酒を検索してみると、思った通りたくさん出てきました!その中でもピンと来たのは新潟県の山古志にある『お福酒造』のお酒でした。なぜなら、このジャーキーを製造しているのは現在、Emeatを扱って下さる(株)タカノさんの長岡にある工場で、お福酒造の場所を調べてみると、なんと工場から車で5分の距離だったのです!










これは実際に行くしかないでしょう!と行ってきました。

 
       新潟県 山古志 『お 福 酒 造』


『飲むほどに、お客様にも、蔵人にも福が招かれるように』
創設者の岸五郎さんは、当時、杜氏の勘だけに頼っていた酒造りを科学的見地から専門書を発刊したり、また、始めて酒母製造に乳酸を添加応用し、現在の酒作りの基本となっている「速醸もと」として全国の酒蔵で使用されるようになりました。






山古志といったら牛の角突き!
大学同級生の関君も新潟県中越地震を乗り越えて、山古志で頑張っています!









お福酒造さんは淡麗辛口の時代にあって、旨味の乗った豊潤な味を貫く事を基本にされてるので、どれを使っても良いだろう!との事でしたが、せっかく訪れたので、大福というコンセプトを伝え、ぴったりのお酒を選んで頂きました!






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さて、そうなると次はテーマが【大福】のお醤油です。


今回も「日常で醤油を選ぶ」という文化をデザインで全国で伝統的な醤油と守ろうとしている偉人の『職人醤油』の代表である高橋万太郎さんに会いにいきました。







「あのぅ、【大福】というテーマで今回はジャーキーを作りたいのですが、【大福】にちなんだお醤油を下さい!」



万太郎さんに丸投げの質問をして困惑されつつ、毎回楽しんでくれます。



やはり『福』という漢字のパワーは強くて、福の名の付く醤油はありました。でも、もはや私の中では、既に裏テーマの方を重要視していたのです。大福なんだから、誰も食べた事のない甘いジャーキーを作ってみたい!!前回はジャーキーには使わない一番濃い醤油の溜醤油を使ってみたけども、今回はもうね、お醤油付けて食べる位の甘いヤツを作りたくなっちゃった!



そこでパッと思いつくのは『甘口醤油』ですが、濃口醤油をベースに甘みをを付けたお醤油より、エミートの素材の持つ甘さをとことん引き出させるお醤油にしましょう!絶対普通ジャーキーでは使いませんが(笑)とススメて下さったのがコチラです!!







 日東醸造(愛知県碧南市) 『しろたまり』




醤油にはそもそも『白-しろ-』『淡口-うすくち-』『甘口-あまくち-』
        『濃口-こいくち-』『再仕込-さいしこみ-』『溜-たまり-』



という種類がありますよね。


・・・ありますよね。と、ドヤ顔で書いていますが、私たち消費者は普段あまり
種類を気にする事がなくなってきていて、とても保守的で、醤油の種類は
「いつもの」か「いつものとは違うの」という感覚で使用しているのが現状な気が
しています。本来は製法がまったく違い、もちろん用途も違ってくるのですが。



それはまるで、「外国産の安い肉」と「ブランドの高い肉」というおおざっぱなカテゴリーに分けてしまうような牛肉の世界でも同じ事が起こっている気がします。本来の魅力を伝えて、多様性をもって楽しんでもらう。その為の努力が今、生産者や関係者には求められている気がします。



【白醤油】愛知県の碧南市が主産地で淡口よりさらに淡い琥珀色の醤油で
     甘みが強く香りに特徴があり、素材を生かすNo,1



向こうが透けてみえるお醤油!これでジャーキーを作ったらどんな事になるんだろう!不安よりもワクワクが止まりません。



そんな素敵なお醤油を毎回紹介してくれる万太郎さん一家が、忙しい時間を縫って牧場に遊びに来て頂きました。そして、醤油色な毛並みの醤太郎君が誕生しました!そして、ジャーキーも職人醤油さんで置いて下さる事も決定し、完成が楽しみです。












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そして完成した Emeat 黒毛和牛ジャーキー第三弾 『 大 福 』




ジャーキーなのに透けてます透けてます(笑)和牛の甘み全開で、お醤油が弱い分だけお酒の風味が強く出ています!でもちゃんとお醤油も味があって、とにかく贅沢な1品に仕上がりました。なんか食べるとポワ〜ンとします。






 

 

 

毎回原料が違いますのでジャーキーなのに〈時価〉という事になりますが、牛さんも原料も毎回違うという生き物相手の当たり前な感覚を!という小さい牧場ならではの試みとして理解し、楽しんで頂ければ幸いです。
 

 

 

 


☆ 酢飯屋さん →  ( Click! )外部リンク 
3DAYSさん  →  ( Click! )前回の記事
職人醤油さん →  ( Click! )外部リンク
まな板や 和HAさん →  ( Click! )前回の記事


にて、今回の大福ちゃんのジャーキーの取り扱いも決定しています。





ご予約分にて店舗以外のジャーキーは完売致しました。
また次回にご期待下さい。ありがとうございました。


















 

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鯉のぼりジャーキー × 和HA / 舞羽



 

 

 

私の住む群馬県の渋川市には小さい街ながらも素敵なお店があります。
『まな板や 和HA』さんもその1つで、常連になっている先輩がジャーキーを気に入ってくれて、和HAのママに食べさせてみろと連れられて行ってきました。


その日はちょうどお店の6周年の日で、お店もにぎやかでした。













とりあえずコレ食ってみろ!と先輩に勧められた牛のタタキは絶品で、というか出てくる料理がどれもみんなとにかく美味しい!
ジャコの焼きおにぎりは冷めても美味しいと半分をお土産にしてもらったけど、あまりに美味しくて結局は家に帰って独り占めすどほどの美味しさでした。

 

 

 

そして、「食わず嫌いなんだろうけど、これ食べてみな、この調理法なら美味しいから!」と、他のお客さんに出すついでに私にいろいろ作ってくれて、食べてみると、その通り今まで食わず嫌いだったことを恨むような美味しい料理にビックリしました。



お店がようやく落ち着くまで、料理を堪能しながらママさんの時間が空くのを待っていました。最初はジャーキーを食べて欲しくて待っていたのですが、出てくる料理の美味しさにジャーキー云々とかでなく、普通にママさんと話してみたくなりました。



「私、このお店は趣味でやってるの」




 

 

 

写真はヤダ!と奥にいるのがママさんなのですが、第一声のお店は趣味という言葉になにか深みを感じました。わははと楽しい空間の『和HA』決して広い店内ではなく、スタッフも入れ替わる事無く阿吽の呼吸で動いています。お客さんの入りからみても、大きくするのは簡単だけど、コンロは2つ、まな板は1つ、調理が全て見えるオープンな厨房。まな板や。それは『このお店は趣味だから』



これまで東京からやってきて、数多くの店を経験し、渋川に骨を埋める覚悟でやってきて、6周年を迎えて、渋川の数多くのお店は和HAのママの弟子、その人が言う趣味。仕事を超えた所で、幸せに素直だからこだわれるし、自由。そこから来る『趣味』



いつか地元で!という夢はあっても、マーケティング的に人の多い都市部から動くものですが、でも、それをを超えた地元という限られた人数の中でこだわりを貫く難しさと真っ正面から向き合っている、その真っ正面さが人を動かし、こうやって出会いを次々と産んでいる。




あぁ、こんな素敵な地元のお店と関われたらなぁ、と思い、「これも趣味でやってます」とジャーキーを渡すと、「うん、これは素晴らしいね!」とその場で100個注文して頂きました。








ちょうど六周年を迎え、その日に姉妹店の『羽舞』をする事を今日決めたとの事。だから、その時のお祝い品としてこのジャーキーを使いたい。それが終わったらこの和HAで置きます!



私は直感で動くの!とママは言ってましたが、常に頭の片隅にあるからこその直感で、決めてから1ヶ月も経たない内にお客さんがママの為ならと積極的に動いて姉妹店である羽舞のオープンとなりました。「胃袋を掴む」まさに掴まれた地元の人たちはママの為にという流れで、私も紹介され、ここにジャーキーを持ってお店に来ました。



ジャーキーも負けじと趣味ですので(笑)ただ美味しいだけじゃなく、繋がりを知って欲しいという想いで、挨拶文を盛り込んだリーフレット付きのお祝い品バージョンに今回変身しました。




自分を若く保つ為に本や美術に触れるけれど、やっぱり一番は、やる気に満ちあふれた人と会う事、とママは言います。ジャーキーをやったからこその素敵な出会いで、私もいつかは地元で!という気持ちが一段と強くなりました。そんな感謝するジャーキーはこれから地元の『まな板や 和HA』さんで大活躍してくれると信じています。





















 

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Emeat 黒毛和牛ジャーキー / 鯉 の ぼ り






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今回の子は

 




             『 鯉 の ぼ り 』ちゃんです。


              H24.4.20 生まれの男の子。
      血統:(平茂勝)×(美津照)×(紋次郎)




今月は大活躍中の『鯉のぼり』ちゃん! 名前の由来は鯉のぼりが我が家に上がったから。と、文章で書くとそんなに特別な感じが出ませんが、我が家にとっては鯉のぼりはそれはそれは特別なものだったのです!


だって石坂牧場は3姉妹だったので(笑)今となっては3姉妹で良かったのですが、農家、牧場、跡取り的にはなにか、う〜む。だったはずの3姉妹!今は私が牧場を継いで、そして念願の息子が誕生して、そして初めてこの子が産まれた時に上がった念願の鯉のぼり!!広い牧場で群馬名物の風に乗って泳ぐ姿を何度も想像しましたよ私は! そんな想いや期待を名前に背負った『鯉のぼり』は名前負けせずに健康で大きく育ってくれました!

 

 

そして、エミートの黒毛和牛ジャーキーの第二弾として抜擢!
その特徴のある名前が、ジャーキーを面白いものに導いてくれました!!









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前回のテーマは『群馬』でしたので、今回は何県にしようかな〜とか考えてたのですが、やっぱりそんな安易な考えじゃ面白くない!もっと攻めていこう!!



という事で、



今回の醤油とお酒はこちら!






せっかく牛さんが『鯉のぼり』なんだから、テーマは『鯉のぼり』でしょ!



とは言っても【鯉のぼり】に関連するお酒やお醤油なんて聞いた事がないし、【 鯉のぼり 酒 】で検索してみても何も見つからず、【 子供の日 酒 】や【 端午の節句 酒 】と検索キーワードを変えても駄目で、悶々とした時間が過ぎ最終的には【 恋 上る 酒 】というロマンチックな所まで行ってしまい目的を完全に見失いました(笑)ここは初心に返って【 鯉 酒 】と検索してみると、願っていたお酒に出会いました!








        瀧 鯉 -takinokoi-     



【瀧鯉】とは  中国に「登竜門」という伝説があり、龍門の瀧を登りきった鯉が龍になり天に昇ったという事から命名されました。



そもそも私が知らないのがおかしいほど、有名なお酒らしく、蔵本は『木村酒造』さん。宝暦8年創業の歴史ある木村酒造さんでしたが、阪神淡路大震災で灘の木造の蔵が次々と倒れる中、壊滅的被害にあいながらも近隣にお風呂の提供をしたり、高品質のお酒を醸し続け、明治時代に作られた洋館を「瀧鯉藏元倶楽部・酒匠館」として開放していましたが、2009年に惜しまれつつも廃業し、現在銘柄は櫻正宗に引き継がれました。朝ドラの「甘辛しゃん」を見ていた方には懐かしいかと思います。現在は大ブームになっている「天空の城・竹田城跡」とともに「旧木村酒造EN」という新しい場所としてリノベーションされ、瀧を登るような活躍をされています。




秋晴れのようにしゃんとした味の灘の酒!六甲の伏流水で辛口の男酒!まさに秋に登場する『鯉のぼり』のジャーキーにぴったりじゃないですか!






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さて、そうなると次はテーマが【鯉のぼり】のお醤油です。


こればっかりは全く検討がつかなかったので、前回知り合いになった「日常で醤油を選ぶ」という文化を取り戻す事で全国で伝統的な醤油と守ろうとしている偉人の『職人醤油』の代表である高橋万太郎さんに会いにいきました。







「あのぅ、【鯉のぼり】というテーマで今回はジャーキーを作りたいのですが、【鯉のぼり】にちなんだお醤油を下さい!」



万太郎さんに丸投げの質問をして困惑されたのは言うまでもありません。



もちろん、そんな事は無理難題だとネットでさんざん検索していた私は知っていましたので、実は今回はこういう醤油ではどうだろう?というテーマはありました。前回のハラカミ君のジャーキーは和牛の持つ脂の甘みが口に入れた瞬間に広がって、新感覚のこれぞ和牛!って感じのジャーキーでした。そして面白かったのは味付けの濃さや甘さにも「好みの濃さが地域ごと」にあって、お酒と醤油を使うジャーキーには見事にその地域ごとの好まれる味が存在するという事でした。そして、ジャーキーを買う人は普段からジャーキーを買う習慣がある人が大半で、普段からジャーキーを食べてる人からすれば、もうちょっとスパイスがあると本当に最高!という声がありました。



私はジャーキーは子供にも食べて欲しいものなので、スパイスは全く考えてませんが、お醤油やお酒でこんなに変わるんだ!という変化を誰よりも試したかったのです。どんなにブランドという枠で囲ったって1頭1頭違う、そこを楽しむ事をコンセプトに置いてあるエミートですから、失敗してもいいから個性の1頭を楽しみたいのです。



お醤油のテーマは【鯉のぼり】の【鯉】に無理矢理ちなんで、【濃い】です!




万太郎さん、今回はそういう訳で一番濃い醤油で行きたいと思います!と伝えると、「いちばん濃い醤油」でパッと最初に思いつくのは『溜-たまり-醤油』ですね!







醤油にはそもそも『白-しろ-』『淡口-うすくち-』『甘口-あまくち-』
        『濃口-こいくち-』『再仕込-さいしこみ-』『溜-たまり-』



という種類がありますよね。


・・・ありますよね。と、ドヤ顔で書いていますが、私たち消費者は普段あまり種類を気にする事がなくなってきていて、とても保守的で、醤油の種類は「いつもの」か「いつものとは違うの」という感覚で使用しているのが現状な気がしています。本来は製法がまったく違い、もちろん用途も違ってくるのですが。



それはまるで、「外国産の安い肉」と「ブランドの高い肉」というおおざっぱなカテゴリーに分けてしまうような牛肉の世界でも同じ事が起こっている気がします。本来の魅力を伝えて、多様性をもって楽しんでもらう。その為の努力が今、生産者や関係者には求められている気がします。



【溜醤油】というのは主に中部地方で生産されていて、私たちが一般的に使用している濃口醤油は原料に大豆と小麦で麹を作り、塩水と混ぜて諸味を作り、圧搾、火入れ、ろ過して醤油が出来上がるのですが、溜醤油は主原料は大豆のみで、まるで味噌をつくるような製法で、仕込みの水も少ないので、できあがる量はとても少ないんだけど、濃厚さとうま味の凝縮が凄いという本来高価なお醤油です。




それは素晴らしい!ぜひ!と言いかけると、万太郎さんは1つだけ心配ごとがあるらしく、経験から溜醤油をジャーキーに試作した事があり、固くなった事があるらしいのです。




う〜む、それは困った。でも、すごく惹かれる・・・ちなみに、この溜醤油を作ってる方はどんな方ですか?






   

ちょうど職人醤油の冊子の最新号の表紙を飾ってる方で、とても良い笑顔!『つれそい』というネーミングがぴったり!



 南蔵商店(愛知県武豊町) 『つれそい』



職人醤油さんの取材ページや、万太郎さんからのお話を聞くと、そもそも職人醤油で扱う人は皆さん芯を持った頑固者です(笑)との事。

 

 

 

醤油の世界も経済優先や効率重視の波がきているらしく、どんどん企業化され、本来文化であるはずの農作物の多様性はそぎ落とされて、効率性と低価格の同じ味だけが求められ作られていく流れになってる...それは、生産者も生活があるから、大きな組織に入って、決められた原料を使って、コストを下げてやってくしかありません。牛さんを育てる世界も全く同じです。



でも、中には頑固者と言われながらも、なにかの使命感や、こだわりを楽しんで大きな樽を前に小さな菌を見つめてる人もいる。醤油職人って私たち牛飼いと似ている気がする、そもそもお酒や味噌、私が知らない、消費者に伝わっていないだけで農業や、もの作りって、そんな所でみんな必死になって頑張ってるのかも!



そう考えると、なにか勇気をもらった気がしました。お醤油の製法からみると、溜醤油は醤油の中で真っ先に削ぎ落とされるであろう製法のような気がします。実際にこの地域では50軒ほどあった蔵が今では6軒ほどとか。




ぜひ!溜醤油を使いたいです!!




そういうと、「ぜひ、溜醤油でチャレンジして欲しかったので良かったです」と万太郎さんはニッコリ言って下さいました。万太郎さんは前回のハラカミのジャーキーを食べた時のジャーキーとは思えない様なやわらかさを感じたので、溜醤油でも大丈夫だし、誰もやっていない溜醤油でのジャーキーをやって欲しいとの事でした。




お酒、お醤油、やっぱり奥が深い!そして楽しい!!









 

 

という事で、『鯉のぼり』の牛さんを「鯉のぼり」のテーマで作った新作ジャーキーが完成しました。




まず、最初の一枚を空けてビックリ!
こ、これは・・・
偶然にも牛さんの形?



鯉のぼりなのかーーーーーーーーっ?



しばらく眺めた後に食べてみると、(食べるんかい!)(そりゃ頂きますよ!)まずは最初にガツンとやってくる醤油とお酒!さすが、灘の酒と溜まり醤油の最強コンビ! 痺れるほどのガツンが来ました。今回は醤油とお酒での違いが知りたくて、あえて前回と同じ部位にしてみましたが、こんなにも変わるとは!前回の甘〜い感じはなく、よりジャーキーっぽいジャーキー!うん、前回よりは固いかも? だけど、その分だけしっかりカミカミしてると感じましたよ奥からくる和牛の風味がっ!前回買って頂いた友人に教えてもらったアイデアで生春巻き風にしてみても強烈な存在感っ!



前回とは別物ですので、賛否両論はあるかと思いますが、牛さんの育て方や製法などは変わってませんので、レベルを保ちつつ、違いを楽しめるジャーキーになっております。









パッケージングもその都度に私たちの手作りですので、お得意のお店屋さんなどはロゴマークを入れたりしながら楽しんで作っています。自分で食べるだけでなく、贈答用やイベントなどに使って、入れて欲しい文字などがありましたら気軽に言ってみて下さい。自宅のプリンタと旦那の技術が可能な限り対応します。



お互いに黒毛和牛ジャーキーをいろんな意味でとことん楽しみませんか?






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毎回原料が違いますのでジャーキーなのに〈時価〉という事になりますが、牛さんも原料も毎回違うという生き物相手の当たり前な感覚を!という小さい牧場ならではの試みとして理解し、楽しんで頂ければ幸いです。



なお、前回より数量は多いのですが、なくなり次第終了ですので、ご了承下さい。

よろしくお願いします。


















 

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Emeat 黒毛和牛ジャーキー / レイ・ハラカミ

 










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今回の子は


         『 レイ・ハラカミ 』ちゃんです。


           H23.9.20生まれの女の子。
  血統:(勝忠平)×(第1花国)×(安平)


不思議な名前の子でしたが、由来は旦那の大好きなミュージシャンが2ヶ月前に惜しくも若くして他界してしまった事もあり名前を頂いてこの子に名付けました。不思議な名前と、血統が優秀でメスにしては1t 近くある大きな体でとても印象に残っています。




音楽に疎い私ですが、いったいどんなミュージシャンかと旦那に聞いてみると、『息子がおなかにいる時から、寝る時に毎晩聞いてるでしょ?』と意外な答えが返ってきました。あれがハラカミさんだったのか!それはとても優しくて静かな音楽です。旦那もハラカミさんの音をを聞きながらジャーキー片手にビールをくいっと堪能していました。










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今回、初めてという事もありジャーキーを作ったので、最初のテーマは『群馬』にしました。私の牧場も群馬ですので、チーム群馬です。



今回の醤油とお酒はこちら!





お酒と醤油を選ぶ際に、あまりこだわらずに価格重視でとも思いましたが、せっかく作るならこだわった方が楽しいだろう!と思い検索開始。だって醤油とお酒ってこだわってもこだわっても日本に深く根付いてる底の見えない文化ですから、これをきっかけに面白い人や素晴らしい事に出会えるのは分かりきった事でした。
 

 

 

さっそく『 群馬 醤油 』で検索してみると、いきなり凄い所が反応しました。



(click!) →   職人醤油.com(直営店)


えー!何だこの素敵でマニアックなお店は!しかもこんな凄いのに、直営店がなぜに群馬?それは代表の高橋さんが群馬出身だからとか。


よし、これはこの人に実際会って群馬でジャーキーに合う醤油を聞いてみよう!と、さっそく向かったのでした。




 

 

 

高橋万太郎さん。
 

 

 

いろいろとお話を聞いて下さり、ジャーキーも初めてという事でワクワクしながら今回の醤油を選んで下さいました。いろいろとヒストリーなどを読むと、とても醤油は身近にあるけれど、いろんな醤油を選んで買う習慣がないという事を崩して、たくさんの醤油を選んで楽しんでもらい伝統文化を守ろうとしてる人だなと感じました。
 

 

 

群馬にこんな人がいたんだ!という新しい出会いにさっそくジャーキーやって良かったなという充実感を感じました。さらに酢飯屋さんでこんな形で醤油を広めてる面白い人がいたんですよと岡田さんに言うと、「万太郎くん?親友ですよ、繋がりますね〜」という回答にビックリ!なにかに一生懸命になる事で意外な所で繋がる感じというのは、本当に面白くて幸せを感じます。

 

 

 

そんな万太郎さんが選んで下さった今回の醤油はこちらです。

 

 

 





(click!) →    株式会社 岡直三郎商店 『 にほんいち醤油 一番しぼり 』





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さて、次はお酒です。
私はお酒には詳しくないのですが、今回はすぐにピンときました。






(click!) →  株式会社 柴崎酒造 『船尾瀧』



群馬のお酒で私に一番なじみのあるのは船尾瀧です。基本は辛口ですが口当たりはスッキリなお酒、そしてなんといっても一番なじみのある理由は私の牧場から車で5分の所に『船尾滝』が実際にあるんです。




 

 

 

これは良い機会なので、旦那と息子で実際に滝を見に行ってもらいました。駐車場からは通常ならば歩いて30分、悪ガキと一緒なら2時間ほどです(笑)ちょうど桜も散り際で、人も少なく奇麗でした。













 

 

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Emeat 黒毛和牛ジャーキー作ってみました。




基本的に私は牛さんの管理で手一杯で、販売の方は出来ない。
販売する事で牛さんの管理に影響が出てしまうと感じていて遠慮してきました。



でも本音はやっぱり、ずーーっと何かを販売する事に憧れはありました。野菜農家に行くと「ちょっと待っとれ」なんて言われ、そういった農家さんは畑にズシズシと入っていき、「これ持ってけ」と野菜を渡されるなんて光景はよくある事ですよね。それがカフェだったら商品を2、3個ひょいとオシャレな袋に。同じ牛さんの酪農だって加工品が無くたって絞り立ての牛乳を提供できます。



でも、牛さんを育ててる私たちは牧場に遊びに来てもその場で何も渡せません。渡せると言えば重たい堆肥や堆肥で育てた家庭菜園ですが、実際は育ててる牛さんの物は何もあげれないんです。おいしい焼き肉屋さんに連れて行くくらいです。




前回の日記でも書いた「牛さんを育ててるのに、育てたお肉をめっちゃ堪能できていない感じ」がずっとモヤモヤと私の中で燻っていました。




そんな時に取引先であるお肉屋さんから「ウチではこんな事も出来ますよ」と頂いたジャーキーを食べた時にコレだっ!とビビビっときて「エミートでもやってみたいです!」と直訴しました。





 

 

裏面はこんな感じです。




コレだっ!と感じた理由は今まで味わった事のない和牛特有の香りやジューシーさがしっかりと出ていて、ジャーキーはどれも同じという先入観をドカンと壊された所と、消費期限が長くて、価格もそんなに高くなく、軽い。牛飼いでしかない私でもなんとかやれそうな気がしたからです。



こんな甘い入り口では分からないかもしれませんが、少しでも販売という事に足を突っ込む事で、Emeatのような小さな小さな個人ブランドが、たとえまだまだ自分で一方的にやってるだけの「ブランドごっこ」のレベルでも、トラックに乗せてからも「伝える」事で牛さんの能力をまだまだ育てる事が出来ると大切な事に気づいたように、立場が変われば見えてなかったことが学べるような気がしたからでした。




 

 

背面に張るシールです。





そして、一番のやりたいと思った理由はジャーキーの製造の流れを聞いた時です。まずタカノさんの生産ラインに予約して、部位を決めて、醤油とお酒を送ります。そして使用した部位や材料費で商品の数や値段が決まります。つまり、部位、数量、材料が毎回違うので、値段がその都度変わるのでした。いくら販売素人の私でも安定こそが信用に繋がり、販売の基本になるのは分かります。



でも、そもそも、牛さんを買って来て揃える事をせずに、どんな牛さんが産まれてくるか分からないまま全て育てる一貫経営という私の牧場ですし、そこを前向きに1頭ごと1店舗ごとにその都度、自分達でパンフレットを作成したり、ライブなどで伝えている個人ブランドがエミートでした。この安定してない感じが「Emeatらしさ」な感じがしたのです。

 

 

表のシールの牛さんの耳標には牛さんの名前をその都度、パッケージも自宅で夜な夜な作成してるのでイベント用にすぐに変えられます。裏面には今回のテーマと、この牛さんの情報を書いた日記に興味を持った方がQRコードでその場で飛べます。この牛さんはこういう感じなんだ!この部位ってこういう感じなんだ!このくらい作れるんだ!醤油って、お酒って奥が深い!  



すでにワクワクが止まりません。







実はまだ出来たばかりで、今回のジャーキーの値段も出ていません。送料って?送ると送料の方が商品より高くなるのでは?代金引き換えって?袋は?すでに今まで考えてなかった社会のしくみを学ばされています。


ただの牛飼いである私はいくら消費期限が長くてハードル低めのジャーキーであっても、目の前にたくさんの商品を目の前にすると、採算の事、食べものだから粗末にできない事などが頭をよぎり、親戚、知人、関係者を使って配りまくって早く楽になってしまいたいのですが、それは楽しくないので、やりたくありません。やっぱり、自分が育ててるんだから、めっちゃ堪能しなきゃなんです!




 

 

 

さっそくいろんなジャーキーを買って来て食べ比べしました。まずは目をつぶって食べて自分のジャーキーを当てる、次はじっくり味比べ。

自信を持てたのはハッキリと自分のジャーキーに特徴が出ていた事、香りも強く、噛めば噛む程に甘みが出てきます。写真を撮っていても照かり具合からしてすぐに分かります。(右から2番目)








サラダにしてみた時の食べ比べ。(左です)
色味も出て鮮やかになるし、ジャーキーらしからぬ食感でとても豪華に美味しく感じました!









そして撮影後にやっぱりジャーキーと言えばビール!
そりゃもう仕事といえど昼間からの最強コンビでした(笑)






とにかく初めて作ってみたものだから、まずはめっちゃ堪能してみたいと思います。もちろん自分で食べるだけではなく、食べられる名刺みたいな位置づけで新しいお店とのきっかけになったり、取引先のお店限定で物販やおみやげイベントをしてみたり、地元のお店に置いた時の仕組みや反応を勉強したり、配送の仕組みを勉強して全国の欲しい方がいれば発送してみるなんてのも、楽しいかもしれません。



まだ値段も決まってないので、この日記で販売とかはまだ出来ませんが、決まり次第随時、日記にアップしていきたいと思います。




作った経緯を長々と書きましたが、肝心の今回のジャーキーの中身については
また次回の日記にて!



















 

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